IE11を64ビットで動作させる方法と、64ビットにならない場合の対処法

そもそも Edge を使えば全て64ビットで動作するのですが、IEにしか対応していないサイト等で、どうしても64ビットで動作させたい場合の話です。


【今回の環境】
Windows 10 pro 64bit
Internet Explorer 11


【IEの拡張保護を有効にして64ビットで動作するようにする設定】 ※1

(1)IE11の拡張保護モードと64ビットの有効化
インターネットオプション>詳細設定>セキュリティ
・拡張保護モードを有効にする:チェック
・拡張保護モードで64ビットプロセッサを有効にする:チェック
コンピュータの再起動後に有効と書いてあるのでOS再起動する。

(2)UACの有効化(既定で有効になっているはず)
コントロールパネル>ユーザーアカウント>ユーザアカウント制御設定の変更
一番下の「通知しない」になっていない事を確認。
自分の環境は下から2番目の「アプリがコンピュータに変更を加えようとする場合のみ通知する」に設定してあるのでそのままで。


これで64ビットで動作するようになるはずです。


ですが、自分のPC環境では ”一部のサイトだけ拡張保護モードにならず64ビットで動作しない” という問題が発生しました。
その解決方法が以下になります。


【状況】
ほとんどのサイトを閲覧した時には拡張保護モード(AppContainer)で64ビットプロセスになるが、
一部のサイトを閲覧した時に保護モード(Low)となり32ビットプロセスになる。

【状況を解決した設定】 ※2
グループポリシーエディター(gpedit.msc)で以下の項目を設定
 コンピュータの構成
  管理用テンプレート
   Windowsコンポーネント
    Internet Explorer
     インターネットコントロールパネル
      [詳細設定]ページ
■拡張保護モードが有効になっている場合に保護モードでのActiveXコントロールの実行を許可しない:有効
ブラウザの再起動だけで反映されるもよう。


【まとめ】
Internet Explorer 10 以降では 実行ファイルが統合されてしまったために、32ビットと64ビットの使い分けができなくなりました。
そしてWindows10 では Internet Explorer のバージョンは 11 以降しかサポートされないため、旧バージョンにして使い分ける事もできません。
64ビット環境の Internet Explorer 11 は親プロセスは64ビットで起動されますが、各タブは32ビットの子プロセスとして起動するのが既定の動作です。
各タブも64ビットとして動作させるには、拡張保護モードと64ビットの有効化の設定、OS再起動が必要です。(※1の設定)
32ビットで動作している時に、何らかの”拡張保護モードと互換性の無い ActiveX ”を受け入れていた場合、拡張保護モードと64ビットの有効化の設定をしても、該当 ActiveX を使うサイトは「拡張保護モード」ではなく「保護モード」となり32ビットで実行されてしまうようです。
グループポリシーで「保護モードでのActiveXコントロールの実行を許可しない」ように設定することで、拡張保護モードが強制されて64ビットで動作するようになりました。(※2の設定)
他の解決方法もあるかも知れませんが、今回はこれで対応しました。


【参考】
・IE10 & IE11 : 拡張保護モードの実態  Internete Explorer サポートチームのブログ
https://blogs.technet.microsoft.com/jpieblog/2013/11/29/ie10-ie11/

・グループポリシー「拡張保護モードが有効になっている場合に保護モードでのActiveXコントロールの実行を許可しない」のヘルプより抜粋

このポリシー設定を使用すると、拡張保護モードが有効になっている場合に保護モードで ActiveX コントロールを実行できなくなります。拡張保護モードと互換性がない ActiveX コントロールがインストールされ、Web サイトがそのコントロールの読み込みを試行した場合、Internet Explorer によってユーザーに通知が行われ、Web サイトを通常の保護モードで実行するためのオプションが表示されます。本ポリシー設定を使用すると、この通知が無効になり、すべての Web サイトが拡張保護モードで実行されるようになります。

拡張保護モードでは、64 ビット バージョンの Windows で 64 ビット プロセスが使用され、悪意のある Web サイトに対する保護が強化されています。Windows 8 以降が実行されているコンピューターでは、拡張保護モードによって、Internet Explorer が読み取り元に設定できる場所もレジストリとファイル システムに制限されています。

拡張保護モードが有効になっていて、拡張保護モードと互換性がない ActiveX コントロールの読み込みを試行する Web サイトをユーザーが実行しようとした場合は、Internet Explorer によってユーザーに通知が行われ、その Web サイトで拡張保護モードを無効にするためのオプションが表示されます。

このポリシー設定を有効にすると、拡張保護モードを無効にするオプションは Internet Explorer でユーザーに表示されなくなります。保護モードの Web サイトはすべて、拡張保護モードで実行されます。

このポリシー設定を無効にした場合、または構成しない場合は、Internet Explorer によってユーザーに通知が行われ、互換性がない ActiveX コントロールが含まれている Web サイトを通常の保護モードで実行するためのオプションが表示されます。これは既定の動作です。

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