Windows10のシステムバックアップが'0x807800C5'で失敗する場合の対処法

以前は正常に動作していたシステムバックアップが2017年春のCreatorsUpdate(RS2)後から失敗するようになりました。
これを正常にバックアップできるように戻した対処法となります。
microsoftから公表された情報ではありませんので参考にされる際も各自の自己責任でお願いします。


【今回の環境】
Windows 10 pro 64bit (10.0.15063)

【状況】
システムバックアップでのシステムイメージの作成が失敗する。

イベントログ(Application)には以下のエラー
 ソース:Backup
 イベントID:517
 レベル:エラー
 ユーザー:SYSTEM
 メッセージ:{日時}に開始したバックアップ操作は、次のエラー コード '0x807800C5' (バックアップ セットのいずれかのボリュームのバックアップ イメージを準備しているときにエラーが発生しました。) のため失敗しました。イベントの詳細で解決策を確認し、問題の解決後にバックアップ操作を再実行してください。

・バックアップ先を新規HDDに変更しても同じ
・バックアップ元のchkdskも問題なし
・ファイルのみバックアップにすると正常に完了する
・「システムイメージを含める」にチェックを入れるとエラーで失敗する
・手動で実行した場合に表示されるエラー
   バックアップ セットのいずれかのボリュームのバックアップ イメージを準備しているときにエラーが発生しました。(0x807800C5)
  追加情報:マウントされたバックアップ ボリュームにアクセスできません。操作を再実行してください。(0x8078004F)
画像


【対処方法】
バックアップ処理が作成する仮想ディスクのイメージファイルを手動でマウントしてフォーマットする。


【詳細】
システムイメージのバックアップ中、バックアップ先のHDDに仮想ディスクのイメージファイルが作成される。
エラーメッセージからこのイメージファイルをマウントした際の不具合と推測される。

仮想ディスクのイメージファイルの格納フォルダ
{バックアップ先ドライブ}:\WindowsImageBackup\{ユーザ名}\Backup {日時}\

※アクセスするにはシステム管理者権限が必要

システムドライブがあるディスクのパーティション(ボリューム)毎に作成されるため、通常は
1.EFIシステムパーティション
2.回復パーティション
3.WindowsのCドライブとなるパーティション(ブート、ページファイル、クラッシュダンプ、プライマリパーティション)
のように環境によって複数作成される。バックアップが途中でエラーとなった場合は数が足りないこともある。
1つ目は Esp.vhdx というファイル名で固定。
2つ目以降は16進数で8-4-4-4-12文字の名前(ボリュームのGUIDか?)のファイル名になるもよう。
画像


バックアップが失敗した後にこのイメージファイルをマウントしてみる。
(イメージファイルを右クリックして「マウント」選択、ディスクの管理画面で確認)

パーティションが作成されていてフォーマットまでされているか確認。
(フォーマットまでされている場合、上記のエラーの原因とはならないはず)
なお、フォーマットされていてもドライブ文字の割り当てはされていないので以下の警告は出る。
画像


ディスクの初期化がされていなかった場合、初期化からフォーマットまで実行する。
・ディスクの初期化(GPT)
・未割り当て領域にシンプルボリューム作成(ドライブ文字割り当てなし)&フォーマット(既定値)


マウントした仮想ディスクを「VHDの切断」で解放してから、システムイメージのバックアップを実行。
再度同じエラーで失敗して仮想ディスクのイメージファイルが増えている場合は、そのイメージファイルも同様に対処する。

--
自分の環境では Esp.vhdx は正常で、2つ目のイメージファイルが未初期化だったのでこれを対処。
再実行後に3つ目のイメージファイルが未初期化でできたのでこれも同様に対処したところシステムバックアップが正常にできるようになりました。


--
関連情報
Windows 10 Creators Update (RS2) の 不具合・トラブル・注意事項
https://freesoft.tvbok.com/win10/problems/trouble_shoot_list_creators_update.html



【今回のキーワード】
システムバックアップ
0x807800C5
0x8078004F
仮想ディスク

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この記事へのコメント

attsu1
2018年03月24日 20:09
こんにちは、同じ悩みで検索していて、この記事にたどり着きました。
対応方法の
「バックアップ処理が作成する仮想ディスクのイメージファイルを手動でマウントしてフォーマットする。」
実際の方法が、いまいち分からないのですが・・バックアップ先のHDをフォーマットすると言う意味では、
ないですよね?
お手数おかけしますが、もう少し詳しく教えていただけると幸いです。
宜しくお願い致します。
S
2018年03月25日 08:37
バックアップ先のHDDではなく、バックアップ先に作られた仮想ディスクのフォーマットです。

まずはバックアップ先HDD内にある「仮想ディスクのイメージファイル」を探してみてください。

仮想ディスクのイメージファイルの格納フォルダ
{バックアップ先ドライブ}:\WindowsImageBackup\{ユーザ名}\Backup {日時}\
拡張子は vhdx です。

見つかったら、そのvhdxファイルを右クリックして「マウント」することで「ディスクの管理」で操作できるようになります。
切断する時はディスクの管理画面の下段の「ディスク{番号}」のところを右クリックして「VHDの切断」でOKです。
attsu1
2018年03月26日 19:54
早速のお返事ありがとうございます。
意味が分かりました。ただ、試してみたのですが、今まで、失敗していた、システムで予約済みのバックアップまでは、進みましたが、次のCドライブのところで、失敗してしまいます。
別HDDに残していたシステムイメージから、vhdxファイルをコピーして、マウント、フォーマットして
ボリュームを作成して、試しましたが、失敗すると、このvhdxファイルが削除されてしまいます。
Sさんのように、失敗してもイメージファイルが増えれば、良いんですが、どうもこのへんのロジックが
分かりません(T_T) もし、何かアドバイスあれば、教えていただけると嬉しいです。
S
2018年03月27日 17:56
> 別HDDに残していたシステムイメージから、vhdxファイルをコピーして
私はこれはしていません。
vhdxファイルはバックアップの処理中に自動で作成されるものです。

本稿のエラーは
「バックアップ処理が作成したvhdxファイルが何らかの原因で利用できなかった」という現象だと思ってます。
(なので、使えるようにして再実行の繰り返しで回避できた)

もしバックアップ処理でvhdxファイルが作成されていないのであれば、別の現象なので作成されない原因を探して対応するしかないと思います。
attsu1
2018年03月27日 20:45
お返事ありがとうございます。何か、もう少しで解決しそうなんですが、でも、少し前進しました。
アドバイスありがとうございました。
take
2018年05月17日 14:56
良記事!
hoge
2019年03月21日 20:33
Googleからエラーコードで検索して、この記事を拝見させていただきました。
エラーが見事に解決して、とても助かりました。
ありがとうございました。
aaa
2019年06月08日 23:20
この記事で解決しました。ありがとうございました。
stdlib
2019年08月05日 10:18
Windows 10 64bit 1903で同じ状態になり,本ページの方法で解決したようです.
ページ中の
自分の環境では Esp.vhdx は正常で、2つ目のイメージファイルが未初期化だったのでこれを対処。
再実行後に3つ目のイメージファイルが未初期化でできたのでこれも同様に対処したところシステムバックアップが正常にできるようになりました。
も全く同じ経緯でした.4回目以降は問題なくシステムバックアップができているようです.大変助かりました.有益な情報を残していただきありがとうございました.

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